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  • 執筆者の写真Naoki Suzuki

第62回体育科研究集会に参加!!

平成30年8月2日に広島県福山市にて第62回全国小学校体育科研究集会が開催されました。今回、私が一緒に授業を考えてきた小学校が研究発表するということで、私も参加をしました。発表者の先生は、これまで体育科ではない教科を中心に研究してきた先生でした。昨年度、私が講演会と実技研修をしたことをきっかけに、体育を研究しようという気持ちをもって下さり、積極的に挑戦して今回の発表につなげてくれました。本当に素晴らしい発表でした。これからの研究がより楽しみです。


発表の中に次のような部分があります。


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私たちが注目した理論が、「できる・でき ないの狭間を味わわせる」ことでした。実際に、鈴木直樹先生が小学校3年生の児童を相手に実 践した授業を参観する機会を得、そこで学んだのは「できるから楽しい」ではなく、「できないから楽しい」というこれまでとはまったく反対の発想でした。しかし、考えてみると、私たちは何かが できるようになると、できないことを求めてその中で遊んでいます。そして、それができそうでできな いときにこそ夢中になっています。つまり、学び続けて運動をしている子どもの姿とは、「できて」 満足するのではなく、常に「できない」中で「できようとしている」ことでこそ発揮されているのでは ないかと思います。すなわち、学び続けるということは、常に「できない」世界の中に身を置き続 けることではないかと思うのです。 そこで,「できるから楽しい」と考えていた視点を「できないからこそ楽しい」と転換し、人と比べ 合うことなく,また「できる・できない」という結果だけにとらわれず,それぞれが自分のもっている 力で「運動することが楽しい」と感じながら,夢中になって「できないを創り」あげながら動きその ものを遊び,自分が満足している中で,結果的に動きのバリエーションを拡げていくような授 業づくりを目指すことにしました。

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こんな授業を実現していきたい。そう強く願っています!



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